開運橋 (かいうんばし) は、盛岡駅前を流れる北上川に架かっています。
明治23年に東北本線 (上野~盛岡間) が開通。北上川と雫石川に挟まれた何もない湿地帯に駅が開業します。
市街地から駅へ向かうには橋が必要でした。
初代の橋は、当時の岩手県令 (現在の知事) が私費で完成させました。盛岡市が買収するまで、通行1回につき1銭の橋銭が徴収されていたとか。
木製だったため、洪水で2度流されています。大正6年に鋼製の永久橋へ。現在の橋は昭和28年に架け替えられたものです。
橋の上からは岩手山が望めます。
別名「二度泣き橋」と呼ばれます。東北新幹線が開業する以前、転勤族の間で呼ばれていたのが由来だとか。
盛岡に赴任して橋を渡る際、遠く離れた所へ来てしまったと涙を流します。
期間を終えて盛岡を離れることになり、再び橋を渡ります。二度目は離れるのが辛くて涙を流すのだそうです。
ちなみに「二度泣き橋」の名付け親は、第20代日本銀行盛岡事務所長を務めた人物です。
まぁ・・・
私の知り合いには、盛岡の土地柄に馴染めず、散々悪口を言って去っていった転勤族もいましたが・・・
年に数回、様々な色にライトアップされます。
※ 昨年のクリスマスイブ