一ノ倉邸 (いちのくらてい) といいます。
盛岡出身の官僚で政治家、阿部浩 (あべ・ひろし) 。東京府知事、衆議院議員、貴族院議員などを務めた人物です。
阿部の別邸として明治40年頃に建てられました。
その後、一ノ倉氏に譲渡され、平成4年からは盛岡市の所有となっています。
まずは庭園へ。
建物に先立ち、明治35年頃に東京から庭師を呼んで作られました。
秋になると、一面のイロハモミジが美しいスポットになります。作庭時、京都の高雄から取り寄せたものだとか。
(上の写真) 右下の囲われた場所では、平泉町の中尊寺より株分けされた「中尊寺ハス」が育てられています。
実は邸宅がある安倍館 (あべたて) 地区、奥州藤原氏とも縁が深い場所なんです。
説明すると長くなりそうなので、また別の機会に。
それでは邸宅内部へ。
毎年恒例「一ノ倉邸のひな遊ぶ」が開催されています。
江戸時代から現代まで、様々な時代のおひな様が飾られています。
江戸時代に作られた「享保雛」の段飾りです。
次の部屋へ。
岩手ではおなじみ・・・
花巻人形 (はなまきにんぎょう) のおひな様。
【所在地】盛岡市安倍館町19-64
【開館時間】10時~16時
【休館日】毎週月曜・火曜・8月10日~20日・12月25日~1月15日
【入館料】無料
※「ひな遊ぶ」の開催は3月3日 (日) まで
目玉は・・・
グランドピアノの上に飾られたおひな様です♪