本日開催された消防出初式 (しょうぼうでぞめしき) は、能登半島地震で亡くなられた方々への黙祷から始まりました。
盛岡の出初式は式典と行進のみ。
はしご乗り、まとい振り、一斉放水などは、毎年GWに「消防演習」として行われます。
出初式が始まったきっかけは、1657 (明暦3) 年に江戸の町で起きた「明暦の大火」からの復興でした。
日本史上最大の大火といわれています。江戸城の天守閣 (日本最大級) はこの大火で焼失し、その後再建されることはありませんでした。
この大火をきっかけに現在の消防署および消防団のルーツが組織され、大火の2年後の1月4日に上野東照宮で出初が行われました。
現在ではイベントのようになっている出初式ですが、市民に防火・防災の意識を高めてもらう目的があるそうです。
全国的には1月6日に行われることが多いですが、盛岡では毎年1月の第1~2週の日曜日に行われています。